職場でのコミュニケーションって難しいですよね。特に話すことが苦手だと、それだけで苦痛に感じたりもするものです。また、上手くコミュニケーションが取れなくてどんどん孤立していく。それがストレスになって仕事にも行きたく無くなるし、辞めたくもなってくる。
なら、そうならないためにはどうしたらいいのでしょう?
職場でのコミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手という人は。『何を話したらいいか分からない』というところでつまずいて、会話の波に乗れず結局ズルズルとしてしまいがちです。
また、話すということに慣れていないため。上手く話しの内容を伝えられなかったりしてしまいます。それで、相手に不信感を与えてしまったりして徐々に孤立してしまう。孤立してしまうと、ただでさえ話すのが苦手なのにそのハードルがより上がってしまい。余計に話しにくくなってしまいます。
完全に負のスパイラルです。
とくに、真面目な人ほど陥りやすい傾向があるかと思います。仕事は一生懸命やっているのに。なぜ仲間はずれになっていくのだろうと疑問に思うこともあるかもしれません。
職場でのコミュニケーションを改善するには
コミュニケーションを改善するにはただ喋ればいいのかと思われがちですが、そんなことはありません。基本的なコミュニケーションの考え方は。
聞く→理解する→伝える
の順番です。そして、左から順に重要度も高くなります。つまりは話す(伝える)は重要度的には1番下なのです。なので、お喋り好きの人がコミュニケーションを取れていると思われがちですが答えはNOです。
経験はありませんか?喋りかけてきては、話しのほとんどが自分のことや家族のことばかりで全然興味が無いのに話しを聞かされる苦痛を……
コミュニケーションとは相手のことを理解して、自分のことを理解してもらうために行うものです。なので、話すのが苦手だと感じているのならまずは聞くから始めましょう。話しを聞いていれば、相手がどんな考え方や性格。趣味など見えてきます。そうして理解していけば、どんなことを話しかければいいのかぼんやりと見えてくるようになります。
こうなるとはじめに出た。『何を話したらいいか分からない』じゃないです。そうして慣れていけば自然とコミュニケーションが取れていきます。
それと、はじめの内は1番話しやすそうな1人に絞って慣れていった方が思います。
職場で会話をしないでもコミュニケーションは成立するのか
そうはいっても苦手なものは苦手なんだとさじを投げたくなる時もありますよね。
そんな時に便利なのが『相槌』です。そもそも相槌とは相手の話しを聞いている時に出るアクションや言葉なので、相手にもちゃんと話しを聞いていると思われて印象アップにも繋がります。
「はい」「分かりました」「なるほど」「すごいですね」などの言葉とそれに合わせたアクションを組み合わせるといいです。この時に相手に合わせたペースでうなずいたりのアクションが出来るとなおいいです。
また、相手の行動をマネたりするのもペースが合っていると思われて好印象に繋がります。ただし、これはやり過ぎには注意して下さいね。バカにしていると思われてしまうかもしれませんので。目安的には、相手がお茶を飲んだら自分も飲む。足を組み替えたら自分も組み替える。そんな些細な行動をマネる感じです。
話しをオウム返しに聞き返すというのも相手に共感してもらえていると思われる便利な手法です。それに相手がより話しやすくなるという特徴もあります。例としては。
「最近会社辞めようかと考えているんだ」
「えっ。なんで?」
「……」
こちらよりも。
「最近会社辞めようかと考えているんだ」
「えっ。会社辞めるの!なんで?」
「実は・・・」
の方が、相手は次の話しをしやすいです。極端な感じもしますがなんとなくのイメージは出来ましたか?自分に当てはめてみると分かりやすいかもしれませんね。
いくつかの相槌のパターンをあげてみましたが、相槌を上手く使えばアナタから特別話すことをしなくても相手が話していってくれます。そして、相槌を打つということは話しを聞いているのでアナタの聴く力のアップにも繋がりますし、話しを理解するのにも役立ちます。
話しをしている相手もちゃんと聞いてもらえていると感じるので印象アップです。
さいごに
私も人見知りでなかなか話すのが上手くありませんでした。しかし、仕事上どうしてもコミュニケーションは必要になってきますし、新人も入ってきますのでその指導もしなくてはいけない。仕事はチームワークが必要になってくるものですので否応なく慣れなければいけない状況でした。
実践した中でこれが出来れば職場ではなんとかなると思ったものをまとめてみた形です。
未だに、仕事以外では話すことが苦手なのですけどね。